東京ゲートブリッジ 開通直前 最後の見学会
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東京ゲートブリッジ 開通直前 最後の見学会
東京ゲートブリッジは、大田区城南島と江東区若洲とを結ぶ東京港臨海道路に架けられる橋。開通直前の最後となる見学会として「東京ゲートブリッジ 見学会」が行われました。

東京の臨海部では慢性的な渋滞を緩和するため、「東京港臨海道路(とうきょうこうりんかいどうろ)」が整備されています。

名称募集サイトより引用・仮称を修正
大田区城南島から中央防波堤外側埋立地を経て江東区若洲までの約8kmのうち、臨海トンネルを含む城南島側の約3.4kmはすでに供用、東京ゲートブリッジを含む若洲側の約4.6kmは2012年(平成24年)2月12日に開通の予定となっています。
東京ゲートブリッジのスケールは、以下のようになっています。
全長:2,933m(東京から浜松町までとほぼ同じ)
水面からトラス最上部までの高さ:87.8m(25階建てビルに相当)
海上区間の長さ:1.618m(レインボーブリッジの約2倍)
主橋梁部に使用される鉄骨の量:約2万トン(東京タワーの約4倍)
東京ゲートブリッジは、羽田空港に近接しているため、飛行機が橋の上を飛ぶことによる空域制限があり、高さを98.1メートル以上にすることができません。また、東京港第三航路に大型の船が出入りするため、船舶が橋の下を通ることによる桁下の高さ制限があり、高さ54.6メートル以上にする必要もありました。
制約の条件をクリアするため、高い主塔を必要とする吊橋や斜張橋(しゃちょうきょう)でなく、「トラス橋」という形式が採用されています。

東京ゲートブリッジを含む東京港臨海道路は、大型車だけでなく一般車や歩行者も無料で通行することができます。原動機付自転車および自転車は、通行することができません。
東京ゲートブリッジに関するこれまでの記事をまとめると、以下のとおりになります。
・中央防波堤外側埋立地側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上架設
・若洲側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上輸送・海上架設
・若洲側 海上アプローチ部箱桁架設
・名称表彰式・工事現場見学会
・中央径間箱桁架設工事 現場見学会
開通直前となる2012年1月の28日と29日の両日、国土交通省東京港湾事務所の主催により見学会が行われました。
ウェブにて応募した577名の中から抽選で320名が、2日間で合計8グループに分かれて、東京ゲートブリッジへと足を運びます。
東京港湾事務所に集合、用意されたマイクロバスで東京ゲートブリッジの若洲側から中央付近へと移動、再び若洲側へ戻るコースとなります。
若洲側の道路には、隣接するゴルフ場からの飛球防護が施されています。
まずは、開通後の車の流れに沿って、アプローチ部分から東京ゲートブリッジの中央へと進みます。
東京港臨海道路は片側3車線、橋梁部となる東京ゲートブリッジは片側2車線となります。約1.6kmの歩道が、都心側のみに整備されています。
橋梁中央から、中央防波堤外側埋立地側のトラス桁を望みます。
橋梁での走行速度は50km/hに設定されています。
中央防波堤外側埋立地側へと向かう道路の左前方には、東京湾が広がります。先には、「東京湾アクアライン アクアライン探検隊 プレミアムコース」などで見ることができた風の塔などがあります。
左後方には、若洲海浜公園の先端を見ることができます。
歩道にある案内板に、橋梁中央は海面から約61メートルの高さにあることが記されています。非常通報装置は、4箇所に設置されていることがわかります。
トイレは橋梁になく、若洲公園にあります。
折り返し、若洲側へと移動します。橋梁中央から、若洲側のトラス桁を望みます。
橋梁中央の道路は中央分離帯が取り外しできるようになっており、緊急車両などが行き来できるようになっています。
東京ゲートブリッジの概要も、案内板として設置されています。
歩道に設置されている高さ約2メートルのフェンスの一部には、東京を一望できるガラス窓が用意されています。
歩道から眺めると、東京タワーや東京スカイツリーを同時に見ることができます。
若洲側へと向かう道路の左後方には、「海の森 一般公開イベント」でも見た、中央防波堤内側埋立地が広がります。
中央に、東京タワーを見ることができます。
右側に、東京スカイツリーを見ることができます。
若洲側のトラス桁を歩きます。トラス橋の特徴である短い材料を使っての三角形の構成は、つなぎ合わせることで、橋桁の重さを分散させることができます。
若洲側から約600メートルの位置へ着きました。
トラス桁は新規に開発した「橋梁用高性能鋼材(BHS)」を採用して、重量の低減と溶接施行性を向上させることで、大幅なコストダウンがはかられています。
トラス桁は溶接できれいに接続されています。
夜間は、LED照明による「トラスウォッシュ」と呼ばれるほのかな明かりで、美しい夜景が演出されます。光の色は、日本の四季の移り変わりをイメージして変化します。
各所には監視カメラと警告スピーカーが設置されています。
車道に対しては、低い位置にLED照明が設置されています。
雨水ますに集められた雨水は、管路を通って地上まで送られ、処理されます。
歩道は開放感があり、非常に歩きやすく設計されています。
休むためのベンチも設置されています。
非常通報のボタンが設置されています。
車道と歩道には柵があり、非常電話が設置されている箇所には扉があります。
道路は大型車が多く通行することもあり、厚さ約4cmの非常に水はけのよい舗装となっています。
若洲昇降口へ着きました。歩行者は中防昇降口と若洲昇降口に設置されるエレベーターを使って行き来することになります。上部には展望室も用意されています。
若洲昇降口付近から、若洲海浜公園を眺めます。フェンスの高さが1.2メートルのため、落ちないように注意が必要です。
若洲昇降口付近から、東京ゲートブリッジの橋梁を眺めます。コンクリートの主橋脚とトラス桁の間には、巨大な重量を支え、大規模な地震にも耐えることができる「すべり型免震支承」という対策が採用されています。
橋梁へのアプローチ部分には歩道がなく、車道のみとなります。
若洲側へ向かう道路は、なだらかなカーブを描いています。
若洲側のアプローチ部分を進みます。先は新木場へと続きます。
ここにて「東京ゲートブリッジ 見学会」は終了となります。
東京ゲートブリッジを含む東京港臨海道路により、新木場・千葉方面と羽田・横浜方面との移動おいて、慢性的な渋滞となっている有明・青海を通らずにアクセスが可能となり、中央防波堤外側埋立地と新木場との移動時間が従来に比べ約4割短縮されます。これにより東京臨海部における渋滞が緩和され、物流は円滑となり、年間約300億円にもなる経済効果があるとのことです。
東京の新しい名所として、東京ゲートブリッジおよびその周辺のさらなる発展が期待されます。
公式:国土交通省関東地方整備局 東京港湾事務所
参考:ラジエイト - 東京ゲートブリッジ
中央防波堤外側埋立地側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上架設
若洲側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上輸送・海上架設
若洲側 海上アプローチ部箱桁架設
名称表彰式・工事現場見学会
中央径間箱桁架設工事 現場見学会
東京ゲートブリッジ 中央径間箱桁架設工事 現場見学会
東京ゲートブリッジ(名称確定以前の仮称:東京港臨海大橋)は、大田区城南島と江東区若洲とを結ぶ東京港臨海道路に架けられる橋。最後の桁となる中央の径間箱桁が架設されることにともない、「中央径間箱桁架設工事 現場見学会」が行われました。

東京の臨海部では慢性的な渋滞を緩和するため、「東京港臨海道路(とうきょうこうりんかいどうろ)」が整備されています。

名称募集サイトより引用・仮称を修正
大田区城南島から中央防波堤外側埋立地を経て江東区若洲までの約8kmのうち、臨海トンネルを含む城南島側の約3.4kmはすでに供用、東京ゲートブリッジを含む若洲側の約4.6kmは2011年度(平成23年度)の供用を目指して整備が進められています。
東京ゲートブリッジのスケールは、以下のようになっています。
全長:2,933m(東京から浜松町までとほぼ同じ)
水面からトラス最上部までの高さ:87.8m(25階建てビルに相当)
海上区間の長さ:1.618m(レインボーブリッジの約2倍)
主橋梁部に使用される鉄骨の量:約2万トン(東京タワーの約4倍)
東京ゲートブリッジを含む東京港臨海道路は、大型車だけでなく一般車や歩行者も無料で通行することができます。

「若洲側から見た東京ゲートブリッジのイメージ」(国土交通省東京港湾事務所様より借用)
東京ゲートブリッジは、羽田空港に近接しているため、飛行機が橋の上を飛ぶことによる空域制限があり、高さを98.1メートル以上にすることができません。また、東京港第三航路に大型の船が出入りするため、船舶が橋の下を通ることによる桁下の高さ制限があり、高さ54.6メートル以上にする必要もありました。
制約の条件をクリアするため、高い主塔を必要とする吊橋や斜張橋(しゃちょうきょう)でなく、「トラス橋」という形式が採用されています。

桁の架設は、今回で最後となります。
東京ゲートブリッジに関するラジエイトの記事は、以下のとおりになります。
・中央防波堤外側埋立地側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上架設
・若洲側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上輸送・海上架設
・若洲側 海上アプローチ部箱桁架設
・名称表彰式・工事現場見学会
・開通直前 最後の見学会
早朝、3,000トン吊級大型クレーン船「富士」により、前日に海面から約20メートルの高さまで吊り上げられた「中央径間箱桁」が、架設ポイントへ移動します。
中央径間箱桁を海面から約70メートルの高さまで巻き上げ、15メートル手前から前進、位置を調整しながら約60メートルの箇所へと架設します。
今回の架設により、中央防波堤外側埋立地側と若洲側とがつながり、ひとつの橋となります。
中央径間箱桁は、長さ:約108メートル、幅:約24メートル、高さ:約4.5メートル、重量:約1,600トン(仮設備を含めて約1,900トン)。千葉県袖ヶ浦市で造られて、台船で運ばれました。
船に乗り、東京港の内側から東京ゲートブリッジを見てみることにします。工事の現場となっている第三航路は、4時から18時30分まで全面閉鎖されています。
中央径間箱桁が降下して、勾配および位置の調整が行われます。
若洲側のトラス桁と、中央径間箱桁との接続部分です。
中央防波堤外側埋立地側のトラス桁と、中央径間箱桁との接続部分です。
中央防波堤の、内側埋立地と外側埋立地の間へと移動します。中央防波堤外側埋立地には、すでに供用している大田区城南島と中央防波堤外側埋立地を結ぶ臨海トンネルのための施設を見ることができます。
東京ゲートブリッジの手前には、青海コンテナ埠頭と中央防波堤外側埋立地を結ぶ中防大橋が架かっています。
中央防波堤外側埋立地側から、東京ゲートブリッジへと近づきます。橋のたもとには、歩行者用のエレベーター施設が建っています。
大型クレーン船による支えのもと、細かい作業が進みます。
周辺の航行禁止区域を監視している6隻の「警戒船」の内側は、船舶の進入が禁止されています。
中央防波堤外側埋立地側の、歩行者用のエレベーター施設です。
移動して、東京港の外側から東京ゲートブリッジを見ます。
東京ゲートブリッジを正面から望みます。奥には、東京の街を一望することができます。
中央径間箱桁は、大型クレーン船で約2cm吊り上げられた状態で、勾配および位置の調整が行われています。
ミリ単位の橋桁の位置調整や仮ボルト締めなどが進みます。
若洲側のトラス桁の、端橋脚のたもとに設置されている桟橋から、橋の上へと移動します。

工事用のエレベーターと階段が設置されています。
6人乗ることができるエレベーターで、端橋脚とトラス桁の間まで上がります。

端橋脚の上から、若洲側を望みます。
端橋脚の上から、中央防波堤外側埋立地側となるトラスの内側を望みます。
コンクリートの主橋脚とトラス桁の間には、巨大な重量を支え、大規模な地震にも耐えることができる「すべり型免震支承」という対策が採用されています。
トラス橋の特徴である短い材料を使っての三角形の構成は、つなぎ合わせることで、橋桁の重さを分散させることができます。
トラス桁は新規に開発した「橋梁用高性能鋼材(BHS)」を採用して、重量の低減と溶接施行性を向上させることで、大幅なコストダウンがはかられています。
トラスの片側は、約6,000個のボルトが使われています。
橋の外側には、作業中の大型クレーン船を見ることができます。
コンクリートの端橋脚とトラス桁の間にも、免震のための設備を見ることができます。
工事用の階段で、端橋脚とトラス桁の間から橋の上まで移動します。外側から、中央防波堤外側埋立地側を望みます。
外側から、若洲側を望みます。
橋の上に着きました。先は、中央防波堤外側埋立地側となります。
到着したばかりの中央径間箱桁を架設する作業が行われています。中央径間箱桁を架設するため、両側のトラス桁は一時的に約25センチ、陸の方へ移動してあるとのことです。
橋の上からは、中央防波堤外側埋立地側に「海の森 一般公開イベント」でも観た、中央防波堤内側埋立地を確認することができます。
若洲側の、歩行者用のエレベーター施設です。
先は、若洲側となります。都心側には、約1.6kmの歩道が整備され、高さ約2メートルのフェンスが設置されます。雨水ますに集められた雨水は、管路を通って地上まで送られ、処理されます。
中央には、車道の中央分離帯が設置されます。東京港臨海道路は片側3車線、橋梁部となる東京ゲートブリッジは片側2車線となります。
アプローチ桁とトラス桁との接続箇所はまだ完全につながっていないため、架設の通路が使われています。
橋梁の内部へは接続箇所から出入りをして作業が行われています。
仮設の建物は、風で飛ばないようにケーブルでつながれています。
若洲側へ向かう道路は、なだらかなカーブを描いています。
海上区間と陸上区間との接続部分が見えてきました。
歩行者は、中央防波堤外側埋立地側と若洲側の両方に設置されるエレベーターを使って行き来することになります。上部には展望室も用意される予定です。
先は、若洲側となります。
舗装が終えた箇所で、道路の断面を見ることができます。大型車が多く通行することもあり、非常に水はけのよい舗装になっています。厚さは約4cmあります。
今回の作業にあわせて、若洲海浜公園において一般見学会が行われました。約1,000名の人が見守ったとのことです。
歩いてきた中央防波堤外側埋立地側へと戻ります。
中央防波堤外側埋立地側へ向かう道路は、なだらかなカーブを描いています。
東京ゲートブリッジは、「トラスウォッシュ」と呼ばれるほのかな明かりを照らすことで、美しい夜景を演出することになる予定です。光の色は、日本の四季の移り変わりをイメージして変化します。
今後は、約1年をかけて舗装、高欄、照明機器の取り付けなどを実施します。
ここにて「東京ゲートブリッジ 中央径間箱桁架設工事 現場見学会」は終了となります。
東京ゲートブリッジが完成し、東京港臨海道路が全線開通すると、新木場・千葉方面と羽田・横浜方面との移動おいて、慢性的な渋滞となっている有明・青海を通らずにアクセスが可能となり、中央防波堤外側埋立地と新木場との移動時間が従来に比べ約4割短縮されます。これにより東京臨海部における渋滞が緩和され、物流は円滑となり、年間約300億円にもなる経済効果があるとのことです。
東京ゲートブリッジを含む、東京港臨海道路の全線開通を楽しみにしています。
取材に応じてくださいました、国土交通省東京港湾事務所の相澤様へ、心よりお礼申し上げます。
公式:国土交通省関東地方整備局 東京港湾事務所
参考:ラジエイト - 東京ゲートブリッジ
中央防波堤外側埋立地側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上架設
若洲側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上輸送・海上架設
若洲側 海上アプローチ部箱桁架設
名称表彰式・工事現場見学会
開通直前 最後の見学会
東京ゲートブリッジ 名称表彰式・工事現場見学会
東京ゲートブリッジ(名称確定以前の仮称:東京港臨海大橋)は、大田区城南島と江東区若洲とを結ぶ東京港臨海道路に架けられる橋。一般公募となった橋の名称が決定したことにともない「東京ゲートブリッジ 名称表彰式・工事現場見学会」が行われました。

東京の臨海部では、慢性的な渋滞を緩和するために「東京港臨海道路(とうきょうこうりんかいどうろ)」が整備されています。

名称募集サイトより引用・仮称を修正
大田区城南島から中央防波堤外側埋立地を経て江東区若洲までの約8kmのうち、臨海トンネルを含む城南島側の約3.4kmはすでに供用、東京ゲートブリッジを含む若洲側の約4.6kmは2011年度(平成23年度)の供用を目指して整備が進められています。
東京ゲートブリッジのスケールは、以下のようになっています。
全長:2,933m(東京から浜松町までとほぼ同じ)
水面からトラス最上部までの高さ:87.8m(25階建てビルに相当)
海上区間の長さ:1.618m(レインボーブリッジの約2倍)
主橋梁部に使用される鉄骨の量:約2万トン(東京タワーの約4倍)

「若洲側から見た東京ゲートブリッジのイメージ」(国土交通省東京港湾事務所様より借用)
東京ゲートブリッジは、羽田空港に近接しているため、飛行機が橋の上を飛ぶことによる空域制限があり、高さを98.1メートル以上にすることができません。また、東京港第三航路に大型の船が出入りするため、船舶が橋の下を通ることによる桁下の高さ制限があり、高さ54.6メートル以上にする必要もありました。
制約の条件をクリアするため、高い主塔を必要とする吊橋や斜張橋(しゃちょうきょう)でなく、「トラス橋」という形式が採用されています。

トラス橋は短い材料を使って三角形の構成して、つなぎ合わせることで橋桁の重さを分散させることができます。東京ゲートブリッジでは、トラス桁が上部と下部にそれぞれ2基ずつ、合計4基が架設されます。強度の高い鋼材を使用し、新しい技術を導入することで、大幅なコストダウンがはかられています。
仮称で呼ばれてきた東京港臨海大橋は一般公募により、「東京ゲートブリッジ」という名称に決定しました。
2010年(平成22年)11月20日、10時より国土交通省 関東整備局 東京港湾事務所にて、当選者への「名称表彰式」が行われました。
表彰式の次第は開式の辞、式辞、表彰状授与、来賓挨拶、閉式の辞となっています。名称は、2010年の7月1日から8月20日の間に一般公募が行われ、12,223件の案が寄せられました。東京ゲートブリッジという名称で応募した方の中から抽選された3名が表彰されます。
選定理由としては「本名称は、航路を跨ぐ本橋の立地特性をとらえており、東京を行き交う船舶のシンボリックな表玄関であることをイメージできる。また、馴染みのある言葉で構成されており、末永く、多くの人々に親しまれ、愛されることが期待できる」とのことです。
11時30分、名称当選者の「工事現場見学会」のため、整備が進む東京ゲートブリッジへと移動します。中央防波堤外側埋立地側から若洲側へと向かいます。
東京ゲートブリッジは、東京港臨海道路(臨海道路)の一部のため、橋への道路には「臨海道路」という通り名の標識が設置されています。
陸上のアプローチ部は東京都が、海上のアプローチ部と主橋梁部は国土交通省が、それぞれ事業を担っています。陸上のアプローチ部に関しては、舗装まで完了しています。
東京ゲートブリッジには、片側2車線の車道と、都心側に約1.6kmの歩道が整備されます。地上と歩道とを結ぶエレベータが設置される施設も整備されていました。歩道とつながる最高約60メートルの展望台からは東京タワーや東京スカイツリーなどの風景を望むことができます。
アプローチ桁とトラス桁との接続箇所はまだ完全につながっていないため、架設の通路が使われています。
橋梁の内部へは接続箇所から出入りをして作業が行われています。
橋の中央には、車道の中央分離帯が設置されます。東京港臨海道路は片側3車線、橋梁部は片側2車線となります。一般車両も無料で通行することができます。
若洲側へ向かって左の都心側に、歩道が整備されます。
トラス桁の箇所へと進みます。橋桁の鋼材使用料は約3万6千トン、トラス桁を中心とする主橋梁部だけでも2万トンになります。

新規に開発した「橋梁用高性能鋼材(BHS)」を採用して、重量の低減と溶接施行性を向上させて、コストを縮減。巨大な重量を支え、大規模な地震にも耐えることができる「機能分離すべり型免震支承」が採用されました。
中央防波堤外側埋立地側から若洲側を望みます。中央防波堤外側埋立地側のトラス桁と若洲側のトラス桁とを結ぶ中央径間の架設は2011年(平成22年)の2月に予定されています。
若洲側のトラス桁とアプローチ桁の先には、東京都立若洲海浜公園が広がります。
この日の朝、行われていた「東京ゲートブリッジ 若洲側 海上アプローチ部箱桁架設」で活躍した3,000トン吊級の大型クレーン船「富士」も見ることができます。

東京ゲートブリッジに沿って、東京都立若洲海浜公園にある海釣り施設が延びています。
都心側に向かって右を観ると、東京スカイツリーを確認することができます。
都心へ向かって左には、中央防波堤外側埋立地が広がります。
振り返り、来た道を戻ります。若洲側から中央防波堤外側埋立地側へと歩きます。
右は都心側、左は東京湾側となります。
東京湾側へ向かって左には、東京湾が広がります。
多くの船舶が航行しています。
東京湾側に向かって右を見ると、「東京湾アクアライン アクアライン探検隊 プレミアムコース」でも観た、東京湾アクアラインの換気施設である「風の塔」(川崎人工島)を確認することができます。
東京湾側へ向かって右には、中央防波堤外側埋立地が広がります。
トラス桁では、接続箇所を確認することができます。
架設で活躍しているクレーン車も見ることができます。
正面には、中央防波堤外側埋立地の間を流れる運河が広がります。
中央防波堤外側埋立地側に向かって右を見ると、「海の森 一般公開イベント」でも観た、中央防波堤内側埋立地を確認することができます。
橋梁部からアプローチ部へと戻ってきました。
先は、供用されている東京港臨海道路(臨海道路)の臨海トンネルへとつながります。
ここにて「東京ゲートブリッジ 名称表彰式・工事現場見学会」は終了となります。
東京ゲートブリッジが完成し、東京港臨海道路が全線開通すると、新木場・千葉方面と羽田・横浜方面との移動おいて、慢性的な渋滞となっている有明・青海を通らずにアクセスが可能となり、中央防波堤外側埋立地と新木場との移動時間が従来に比べ約4割短縮されます。これにより東京臨海部における渋滞が緩和され、物流は円滑となり、年間約300億円にもなる経済効果があるとのことです。
東京ゲートブリッジを含む、東京港臨海道路の全線開通を楽しみにしています。
取材に応じてくださいました、国土交通省東京港湾事務所の相澤様へ、心よりお礼申し上げます。
公式:国土交通省関東地方整備局 東京港湾事務所
参考:ラジエイト - 東京ゲートブリッジ
中央防波堤外側埋立地側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上架設
若洲側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上輸送・海上架設
若洲側 海上アプローチ部箱桁架設
中央径間箱桁架設工事 現場見学会
開通直前 最後の見学会
東京ゲートブリッジ 若洲側 海上アプローチ部箱桁架設
東京ゲートブリッジ(名称確定以前の仮称:東京港臨海大橋)は、大田区城南島と江東区若洲とを結ぶ東京港臨海道路に架けられる橋。橋の一部となる「海上アプローチ部箱桁」の、若洲側における架設作業が行われました。

東京の臨海部では、慢性的な渋滞を緩和するために「東京港臨海道路(とうきょうこうりんかいどうろ)」が整備されています。
大田区城南島から中央防波堤外側埋立地を経て江東区若洲までの約8kmのうち、臨海トンネルを含む城南島側の約3.4kmはすでに供用、東京ゲートブリッジを含む若洲側の約4.6kmは2011年度(平成23年度)の供用を目指して整備が進められています。
東京ゲートブリッジのスケールは、以下のようになっています。
全長:2,933m(東京から浜松町までとほぼ同じ)
水面からトラス最上部までの高さ:87.8m(25階建てビルに相当)
海上区間の長さ:1.618m(レインボーブリッジの約2倍)
主橋りょう部に使用される鉄骨の量:約2万トン(東京タワーの約5倍)

「若洲側から見た東京ゲートブリッジのイメージ」(国土交通省東京港湾事務所様より借用)
東京ゲートブリッジは、羽田空港に近接しているため、飛行機が橋の上を飛ぶことによる空域制限があり、高さを98.1メートル以上にすることができません。また、東京港第三航路に大型の船が出入りするため、船舶が橋の下を通ることによる桁下の高さ制限があり、高さ54.6メートル以上にする必要もありました。
この日は、3,000トン吊級の大型クレーン船「富士」により、東京ゲートブリッジにおける最後の「海上アプローチ部箱桁」が架設されます。

PDF「『東京ゲートブリッジ』の橋桁架設工事について」より引用
今回の架設は東京ゲートブリッジにおける、最後の「海上アプローチ部箱桁」となります。
すでに仮設されている「トラス桁」については、以下をご覧ください。
東京ゲートブリッジ 若洲側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上輸送・海上架設
東京ゲートブリッジ 中央防波堤外側埋立地側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上架設
東京都立若洲海浜公園から、架設を間近で観ることができます。
箱桁は、重さ:約1,277トン、長さ:約111メートル、幅:約21メートル、高さ:約4.5メートル。
朝6時15分頃、箱桁が約50メートルの高さまで吊上げられます。

目で見てわかる早さで吊上げられていきます。
約50メートルの高さまで吊上げられました。
箱桁は、11月14日に、宮地鐵工所千葉工場にて3,000トン吊級大型クレーン船で搬出作業「浜出し」が行われ、11月18日に14,000トン積級台船で海上輸送。前日の11月19日に台船からの吊上げ作業「水切り」が行われました。
朝6時15分頃、箱桁が架設位置まで移動されます。
目で見てわかる早さで移動されていきます。
トラス桁の上でも多くの人が作業をしています。
人間と箱桁とを比較すると、大きさがよくわかります。
朝7時30分頃、箱桁は巻下げられ、位置と傾斜が合わせられます。
目で見てわかる早さで巻下げられていきます。
中央径間の架設は、2011年(平成22年)の2月に予定されています。
外から目で見ることができるような大きな作業は完了しました。
移動して真横から見ると、今回、架設された箱桁はカーブを描いていたことがわかります。
東京ゲートブリッジに沿って海釣り施設が延びていて、真下からも見ることができます。
架設されている箱桁と、中央防波堤外側埋立地側のトラス桁との接続部分です。
架設されている箱桁と、若洲側の海上アプローチ部箱桁との接続部分です。
「東京ゲートブリッジ 若洲側 海上アプローチ部箱桁架設」の大きな作業は、ほぼ完了となります。
今回の架設と関係はありませんが、東京都立若洲海浜公園の入口付近の、東京港臨海道路の東京ゲートブリッジへのアクセス部分を見てみます。
道路の先には東京ゲートブリッジを見ることができます。
東京港臨海道路は往復6車線、橋梁部は往復4車線となります。
東京ゲートブリッジが完成し、東京港臨海道路が全線開通すると、新木場・千葉方面と羽田・横浜方面との移動おいて、慢性的な渋滞となっている有明・青海を通らずにアクセスが可能となり、中央防波堤外側埋立地と新木場との移動時間が従来に比べ約4割短縮されます。これにより東京臨海部における渋滞が緩和され、物流は円滑となり、年間約300億円にもなる経済効果があるとのことです。
東京ゲートブリッジを含む、東京港臨海道路の全線開通を楽しみにしています。
公式:国土交通省関東地方整備局 東京港湾事務所
参考:ラジエイト - 東京ゲートブリッジ
中央防波堤外側埋立地側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上架設
若洲側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上輸送・海上架設
名称表彰式・工事現場見学会
中央径間箱桁架設工事 現場見学会
東京ゲートブリッジ 若洲側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上輸送・海上架設
東京ゲートブリッジ(名称確定以前の仮称:東京港臨海大橋)は、大田区城南島と江東区若洲とを結ぶ東京港臨海道路に架けられる橋。橋を支える「側径間下部トラス桁」の、若洲側における架設作業が始まりました。

東京臨海部における慢性的な渋滞を緩和し、物流の効率化を図り、産業の国際競争力の強化につなげることを目的として、大田区城南島から中央防波堤外側埋立地を経て江東区若洲までの約8kmを結ぶ、東京港臨海道路(とうきょうこうりんかいどうろ)が整備されています。このうち、大田区城南島から中央防波堤外側埋立地までの約3.4kmは2002年度(平成14年度)に供用が開始されていて、途中には臨海トンネルがあります。
中央防波堤外側埋立地から江東区若洲までの約4.6kmは2011年(平成23年)に供用が予定されていて、途中の約2.9kmは東京ゲートブリッジとなります。東京港臨海道路は往復6車線、橋りょう部は往復4車線となります。
東京ゲートブリッジは、(東京から浜松町までとほぼ同じ)全長2,933m、水面からトラス最上部までのが(25階建てビルに相当する)高さ87.8m。海上区間の長さは1.618mで、レインボーブリッジの約2倍。主橋りょう部に使用される鉄骨の量は約2万トンで、東京タワーの約5倍となっています。
羽田空港に近接しているため、飛行機が橋の上を飛ぶことによる空域制限があり、高さを98.1メートル以上にすることができません。また、東京港第三航路に大型の船が出入りするため、船舶が橋の下を通ることによる桁下の高さ制限があり、高さ54.6メートル以上を確保しました。
制約の条件をクリアするため、高い主塔を必要とする吊橋や斜張橋(しゃちょうきょう)でなく、「トラス橋」という形式が採用されています。

「若洲側から見た東京ゲートブリッジのイメージ」(国土交通省東京港湾事務所様より借用)
トラス橋は短い材料を使って三角形の構成して、つなぎ合わせることで橋桁の重さを分散させることができます。東京ゲートブリッジでは、トラス桁が上部と下部にそれぞれ2基ずつ、合計4基が架設されます。強度の高い鋼材を使用し、新しい技術を導入することで、大幅なコストダウンがはかられています。
ます、下部のトラス桁である「側径間下部トラス桁」が架設されます。
中央防波堤外側埋立地側の側径間トラス桁は、江東区有明の有明ヤードで組立てられ、2009年(平成21年)の9月11日に陸上から海上に吊り出す「浜出し」という作業を経て、9月15日に「海上架設」が行われました。詳細は「東京ゲートブリッジ 中央防波堤外側埋立地側 浜出し・海上架設」をご覧ください。
若洲側の側径間トラス桁は、千葉県富津市の富津ヤードで組立てられ、9月23日に浜出し、9月26日に海上輸送、9月28日に海上架設が行われました。
【9月23日】若洲側 側径間トラス桁 浜出し
富津ヤードで組立てられた側径間下部トラス桁を、3隻の大型クレーン船で吊り上げ、架設箇所まで海上輸送するための台船に載せます。
富津ヤードでは、9時30分頃より組立てられた側径間下部トラス桁が、3隻の大型クレーン船の吊具により架台から約15m吊り上げられていました。
3隻の大型クレーン船は、左から「武蔵」(3,700トン吊級)、「第50吉田号」(3,700トン吊級)、「海翔」(4,100トン吊級)。クレーンのアームの高さは約120mあります。
一般公開の会場となっている、木更津港富津地区1号荷捌き(にさばき)地へと移動します。
3隻の大型クレーン船は移動して、側径間下部トラス桁を吊り下げ、台船の上に載せます。
側径間下部トラス桁は、長さ232m、幅24m、高さ35m。1基あたり東京タワーの1.5倍分となる約6千トンの鉄骨が使われています。
色彩については、以下のように決定されています。
・海、空、若洲臨海公園といった背景に調和しつつ、適度な存在感を表現する色彩として、パープルブルー(PB)系の色彩を採用する。
・トラス部と桁は2トーンに塗り分け、桁をトラスより濃い目の色合いとすることで、全体の印象を引き締め、陸と陸を結ぶラインを強調し橋りょうの機能を鮮明に見せる。
側径間下部トラス桁に設置されている階段を見るだけでも、大きいことがわかります。
側径間下部トラス桁を載せるための台船「オーシャンシール」(載荷重量24,000トン)です。
12時頃、3隻の大型クレーン船が前進し始めました。
祝日ということもあり、多くの人が見守っています。
側径間下部トラス桁を吊り下げ、台船の上に載せます。
荷重バランスを保つため、3隻のクレーン操作には息のあった、高度な技術が要求されます。
15時頃、台船への吊り下げがほぼ完了しました。
この後、側径間下部トラス桁から吊具を切り離し、この日の作業は完了になったとのことです。
【9月26日】若洲側 側径間トラス桁 海上輸送
台船に載せた側径間下部トラス桁を、架設箇所まで海上輸送します。
6時過ぎに富津の岸壁を離れた台船は、側径間下部トラス桁を載せて、東京ゲートブリッジの架設箇所を目指します。海上から眺めると、次第に近づいてくることがわかります。
9時頃には東京湾アクアラインを通過しました。右手の遠方には、東京湾アクアラインを見ることができます。
台船の100m前には、主曳船「昇陽丸」(275トン)が曳航します。
台船の右隣と100m後には、補助曳船が曳航します。
台船の長さは140m、側径間下部トラス桁は232.1mあり、大きくはみ出していることがわかります。
先頭の主曳船の船首から末尾の補助曳船の船尾までは340mあります。
東京港の外から、東京方面を眺めてみます。すでに架設を終えた中央防波堤外側埋立地側の側径間下部トラス桁と、これから架設する若洲側の側径間下部トラスが来る場所にて待機する大型クレーン船を確認することができます。
東京タワーを見ることもできます。
「東京ゲートブリッジ 中央防波堤外側埋立地側 浜出し・海上架設」で架設を終えた中央防波堤外側埋立地側の側径間下部トラス桁です。
これから架設する若洲側の側径間下部トラスが来る場所にて待機する大型クレーン船です。
10時頃、2つの側径間下部トラスを同時に見ることができる位置まで移動してきました。
台船で作業する人々の動きが慌ただしくなっています。
2つの側径間下部トラスを向かい合わせにするため、台船は大きく約90度、移動します。
まるで自動車のように動きがスムーズで、驚きました。
側径間下部トラスを台船から吊り上げ、橋桁に吊り下げるための大型クレーン船の前に入域します。
主曳船と2隻の補助曳船が停泊しました。
9月28日に行われる海上架設の準備へと移ります。
側径間下部トラスは、大型クレーン船により吊り上げられ、橋桁に吊り下げられることになります。
橋桁と、橋桁の上に吊り下げる側径間下部トラスです。
9月28日に、側径間下部トラスは橋桁の上に載ることになります。
正面から見た、側径間下部トラスです。台船の上にいる人の大きさから、規模を知ることができます。
正面から見た、橋桁となります。
作業は順調に進み、予定より早く作業が完了したとのことです。
これにより、東京ゲートブリッジの若洲側における海上輸送が完了しました。
【9月28日】若洲側 側径間トラス桁 海上架設
側径間下部トラス桁を台船から吊り上げ、橋桁の上に吊り下げて架設します。
7時頃より台船から吊り上げられた側径間下部トラスは、3隻の大型クレーン船の吊具により架台から約15m吊り上げられていました。
7時30分頃、NHK総合で状況が中継されていました。
3隻の大型クレーン船が前進することにより、橋桁へと近づきます。
よく見ているとわかる早さで吊り下げられています。
慎重に作業が進められます。
多くの作業員の方々が橋桁の上でも作業をしています。
3隻の大型クレーン船は、左から「武蔵」(3,700トン吊級)、「第50吉田号」(3,700トン吊級)、「海翔」(4,100トン吊級)となります。
一般公開の会場となっている若洲海浜公園でも、多くの人が見守っています。
正面から見ると、作業の進み方がよりよくわかります。
12時頃、橋桁への吊り下げがほぼ完了しました。
9月15日に架設が完了した中央防波堤外側埋立地側の側径間トラス桁です。

間近や真下から見ると、いっそうの迫力を感じることができます。
作業は順調に進み、予定よりも早く作業が完了したとのことです。
これにより、東京ゲートブリッジの若洲側における浜出し・海上輸送・海上架設が完了しました。
東京ゲートブリッジが完成し、東京港臨海道路が全線開通すると、新木場・千葉方面と羽田・横浜方面において有明・青海を通らずにアクセスが可能となり、中央防波堤外側埋立地と新木場との移動時間が従来に比べ約4割短縮されます。これにより東京臨海部における渋滞が緩和され、物流は円滑となり、年間約300億円にもなる経済効果があるとのことです。
東京ゲートブリッジを含む、東京港臨海道路の全線開通を楽しみにしています。
取材を応じてくださいました、国土交通省東京港湾事務所の相澤様ならびに中村様へ心よりお礼申し上げます。
公式:国土交通省関東地方整備局 東京港湾事務所
参考:ラジエイト - 東京ゲートブリッジ
中央防波堤外側埋立地側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上架設
若洲側 海上アプローチ部箱桁架設
名称表彰式・工事現場見学会
中央径間箱桁架設工事 現場見学会
東京ゲートブリッジ 中央防波堤外側埋立地側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上架設
東京ゲートブリッジ(名称確定以前の仮称:東京港臨海大橋)は、大田区城南島と江東区若洲とを結ぶ東京港臨海道路に架けられる橋。橋を支える「側径間下部トラス桁」の、中央防波堤外側埋立地側における架設作業が始まりました。

東京臨海部における慢性的な渋滞を緩和し、物流の効率化を図り、産業の国際競争力の強化につなげることを目的として、大田区城南島から中央防波堤外側埋立地を経て江東区若洲までの約8kmを結ぶ、東京港臨海道路(とうきょうこうりんかいどうろ)が整備されています。このうち、大田区城南島から中央防波堤外側埋立地までの約3.4kmは2002年度(平成14年度)に供用が開始されていて、途中には臨海トンネルがあります。
中央防波堤外側埋立地から江東区若洲までの約4.6kmは2011年(平成23年)に供用が予定されていて、途中の約2.9kmは東京ゲートブリッジとなります。東京港臨海道路は往復6車線、橋りょう部は往復4車線となります。
東京ゲートブリッジは、(東京から浜松町までとほぼ同じ)全長2,933m、水面からトラス最上部までのが(25階建てビルに相当する)高さ87.8m。海上区間の長さは1.618mで、レインボーブリッジの約2倍。主橋りょう部に使用される鉄骨の量は約2万トンで、東京タワーの約5倍となっています。
羽田空港に近接しているため、飛行機が橋の上を飛ぶことによる空域制限があり、高さを98.1メートル以上にすることができません。また、東京港第三航路に大型の船が出入りするため、船舶が橋の下を通ることによる桁下の高さ制限があり、高さ54.6メートル以上を確保しました。
制約の条件をクリアするため、高い主塔を必要とする吊橋や斜張橋(しゃちょうきょう)でなく、「トラス橋」という形式が採用されています。

「若洲側から見た東京ゲートブリッジのイメージ」(国土交通省東京港湾事務所様より借用)
トラス橋は短い材料を使って三角形の構成して、つなぎ合わせることで橋桁の重さを分散させることができます。東京ゲートブリッジでは、トラス桁が上部と下部にそれぞれ2基ずつ、合計4基が架設されます。強度の高い鋼材を使用し、新しい技術を導入することで、大幅なコストダウンがはかられています。
ます、下部のトラス桁である「側径間下部トラス桁」が架設されます。
中央防波堤外側埋立地側の側径間トラス桁は、江東区有明の有明ヤードで組立てられ、2009年(平成21年)の9月11日に陸上から海上に吊り出す「浜出し」という作業を経て、9月15日に「海上架設」が行われました。
若洲側の側径間トラス桁は、千葉県富津市の富津ヤードで組立てられ、9月23日に浜出し、9月26日に海上輸送、9月28日に海上架設が行われました。詳細は「東京ゲートブリッジ 若洲側 浜出し・海上輸送・海上架設」をご覧ください。
【9月11日】中央防波堤外側埋立地側 側径間トラス桁 浜出し
有明ヤードで組立てられた側径間下部トラス桁を、3隻の大型クレーン船で吊り上げ、台船により架設箇所まで海上輸送します。
東京湾の方向を見ると、橋脚が並び、東京ゲートブリッジが架けられる箇所であることがわかります。
左手が若洲海浜公園、右手が中央防波堤外側埋立地となります。
有明ヤードの方向を見ると、6時30分頃よりヤードで組立てられた側径間下部トラス桁は、3隻の大型クレーン船の吊具により架台から約15m吊り上げられていました。
吊り上げられた側径間下部トラス桁は、台船に積み込まれ、海上輸送されて、右側の奥に見える中央防波堤外側埋立地の橋脚に架設されることになります。
側径間下部トラス桁は、長さ232m、幅24m、高さ35m。1基あたり東京タワーの1.5倍分となる約6千トンの鉄骨が使われています。
色彩については、以下のように決定されています。
・海、空、若洲臨海公園といった背景に調和しつつ、適度な存在感を表現する色彩として、パープルブルー(PB)系の色彩を採用する。
・トラス部と桁は2トーンに塗り分け、桁をトラスより濃い目の色合いとすることで、全体の印象を引き締め、陸と陸を結ぶラインを強調し橋りょうの機能を鮮明に見せる。
大型クレーン船のほかにも、様々な作業船を見ることができます。
揚錨船「おやしお」(主巻定格荷重80トン)です。
3隻の大型クレーン船は、左から「武蔵」(3,700トン吊級)、「第50吉田号」(3,700トン吊級)、「海翔」(4,100トン吊級)。クレーンのアームの高さは約120mあります。3隻の大型クレーン船を用いた一括架設工事は過去に2例しかなく、土木史的にも貴重な工事とのことです。
10時頃、側径間下部トラス桁を載せる台船を入域させるため、3隻の大型クレーン船は約100m後退します。
11時30分頃、台船「オーシャンシール」(載荷重量24,000トン)が入域しました。
13時30分頃、3隻の大型クレーン船が再び移動して、側径間下部トラス桁を吊り下げ、台船の上に載せます。
荷重バランスを保つため、3隻のクレーン操作には息のあった、高度な技術が要求されます。台船への吊り下げが完了しました。
この後、19時30分頃より、側径間下部トラス桁から吊具を切り離し、この日の作業は完了になったとのことです。
【9月15日】中央防波堤外側埋立地側 側径間トラス桁 海上架設
架設箇所まで海上輸送した側径間下部トラス桁を、再び3隻の大型クレーン船で吊り上げ、橋脚に架設します。
7時30分頃より始まった吊り上げは、10時頃に台船を出域させるため3隻の大型クレーン船が約45m移動、12時30分頃に台船が出域して、12時40分頃から架設が始まりました。
この日は若洲海浜公園で一般公開が行われ、多くの人が見守っていました。
作業は順調に進み、予定より約1時間30分早く作業が完了したとのこと。
これにより、東京ゲートブリッジの中央防波堤外側埋立地側における浜出し・海上架設が完了しました。
東京ゲートブリッジが完成し、東京港臨海道路が全線開通すると、新木場・千葉方面と羽田・横浜方面において有明・青海を通らずにアクセスが可能となり、中央防波堤外側埋立地と新木場との移動時間が従来に比べ約4割短縮されます。これにより東京臨海部における渋滞が緩和され、物流は円滑となり、年間約300億円にもなる経済効果があるとのこと。
東京ゲートブリッジを含む、東京港臨海道路の全線開通を楽しみにしています。
取材を応じてくださいました、国土交通省東京港湾事務所の相澤様ならびに中村様へ心よりお礼申し上げます。
写真提供(9月15日):div id="photo"様
公式:国土交通省関東地方整備局 東京港湾事務所
参考:ラジエイト - 東京ゲートブリッジ
若洲側 側径間下部トラス桁 浜出し・海上輸送・海上架設
若洲側 海上アプローチ部箱桁架設
名称表彰式・工事現場見学会
中央径間箱桁架設工事 現場見学会
