東北自動車道 蓮田スマートIC 開通式典
東京ゲートブリッジ 開通直前 最後の見学会
首都高講座 34限目:横浜環状北線の建設状況を学ぼう
東京メトロ副都心線 開業初日
東京メトロ副都心線(ふくとしんせん)は、埼玉県和光市の和光市駅から東京都渋谷区の渋谷駅を結ぶ東京地下鉄(東京メトロ)の鉄道路線。2008年(平成20年)6月14日、和光市駅から渋谷駅までの20.2kmが開業しました。

池袋・新宿・渋谷の三大副都心を縦断するため命名された「副都心線」。和光市駅から東武東上線と、小竹向原駅から西武有楽町線経由で西武池袋線と、それぞれ相互直通運転が行われています。東武東上線および西武池袋線から池袋駅・新宿三丁目駅・渋谷駅へ乗り換えなしで行くことができるようになりました。
和光市駅〜池袋駅は有楽町線の線路と並走。和光市駅〜渋谷駅の約20.2kmのうち、池袋駅〜渋谷駅の約8.9kmが新たに完成した区間となります。
停車駅は、和光市・地下鉄成増・地下鉄赤塚・平和台・氷川台・小竹向原・千川・要町・池袋・雑司が谷・西早稲田・東新宿・新宿三丁目・北参道・明治神宮前・渋谷。東京メトロとしては初めての「急行」「通勤急行」が走ります。
急行の停車駅は、和光市・小竹向原・池袋・新宿三丁目・渋谷。通勤急行の停車駅は、和光市から小竹向原までの各駅と池袋・新宿三丁目・渋谷。池袋〜渋谷の所要時間は、各駅停車で16分、急行で11分となっています。
開通初日、新たに完成した池袋駅〜渋谷駅の区間にあるすべての駅で下車してみました。副都心線に合わせて開業した新しい駅については、地上の出入口も見てみることにします。
【F-09 池袋駅(いけぶくろえき)】 急行停車駅
乗り換え:丸ノ内線・有楽町線・JR山手線・JR埼京線・JR湘南新宿ライン・西武池袋線・東武東上線
有楽町新線の新線池袋駅が副都心線の池袋駅に改称されました。
【F-10 雑司が谷駅(ぞうしがやえき)】
乗り換え:都営荒川線 鬼子母神前駅(きしぼじんまええき)停留所
副都心線に合わせて開業した新しい駅です。
【F-11 西早稲田駅(にしわせだえき)】
副都心線に合わせて開業した新しい駅です。
【F-12 東新宿駅(ひがししんじゅくえき)】
乗り換え:都営大江戸線
ホームは上下2層式になっていて、島式ホームの一方は急行が通過するだけのため、壁になっています。
【F-13 新宿三丁目駅(しんじゅくさんちょうめえき)】 急行停車駅
乗り換え:丸ノ内線・都営新宿線
ホームには吹き抜けが設置されています。詳細は「東京メトロ副都心線 開業記念式典」をご覧ください。
【F-14 北参道駅(きたさんどうえき)】
副都心線に合わせて開業した新しい駅です。どの駅にも改札口の近くに飾られている個性的な壁画の中でも、目立っていました。
【F-15 明治神宮前駅(めいじじんぐうまええき)】
乗り換え:千代田線
ホームには吹き抜けが設置されています。
【F-16 渋谷駅(しぶやえき)】 急行停車駅
乗り換え:銀座線・半蔵門線・JR山手線・JR埼京線・JR湘南新宿ライン・東急東横線・東急田園都市線・京王井の頭線
終点の渋谷駅に到着しました。
副都心線渋谷駅の地宙船は、東京メトロではなく東京急行電鉄が管理しているため、駅名の表示が副都心線の中でも渋谷駅に限り、東急のコンセプトに沿ったデザインとなっています。
ホームを端から端まで歩いてみることにします。
駅の設計は、建築家の安藤忠雄さん。地中にある宇宙船「地宙船」をテーマとしたデザインで、楕円のカプセルが地下に沈んだような構造となっています。ホームには、駅の模型が展示されていました。
駅は、地上1階地下5階建て、延べ床面積は約2万5000平方メートル。案内図にも、地宙船が示されています。
地宙船は3層になっていて、地下3階の上層部に改札口、地下5階の下層部にホームがあります。地宙船の中央には直径約80メートル、短径約24メートル、高さ約20メートルの楕円の吹き抜けがあり、各層を見ることができるようになっています。

安全のため、吹き抜けに部分は高さ約2メートルのガラスで囲われています。
副都心線は、2012年(平成24年)に渋谷駅で東急東横線と直通運転をします。ホームにある4本の線路のうち、内側の2本は将来の直通運転のためにあらかじめ線路が敷かれています。
まだ使われてない線路の上部には床あり、歩行できるようになっています。
ホームの中央を、池袋側に向かって歩いてみます。

普通の駅よりも広さを感じることができます。
4年後にはホームの中央に電車が入線してくるため、歩くことができるのは今だけということになります。ホームの先端、池袋側では、電車の出入りを見ることができます。
電車の運行に支障をきたすため、フラッシュを利用した写真撮影は禁止されていました。
地下5階のホームから、地下3階の改札口へと移動します。
メインは、新正面改札となります。
改札のちかく行き先を示すサインにはそれぞれのイメージカラーが大きく使われ、わかりやすいデザインとなっています。
改札を出ると、ホームから見上げることのできる吹き抜けが目の前に広がります。
見下ろす位置によって、線路を確認することもできます。
大きな吹き抜けと換気塔による自然換気システムと、約600リットルの冷水が壁と天井を循環する放射冷房システムにより、駅の構内は29度に維持されます。冷暖房機などの機械を使わず空調を管理するシステムは世界で初めてとのことです。
自然換気システムとして空気が出入りする空間を見ることができます。エネルギーを無駄に使わない、非常に環境へ配慮した設計であることがわかります。
外から見てみると、光が入り込む位置がわかります。
駅の地上部分では工事が進みます。東京急行電鉄による東急文化会館跡地の再開発事業として建てられ、2012年(平成24年)には大規模な店舗区画や国内最大規模のミュージカル専用劇場が入る、駅施設を含んだ地上33階、地下5階の複合高層ビルとなります。
渋谷駅周辺の活性化をはじめ、JR山手線の混雑緩和や新宿のデパートにおける商戦など、様々な変化が生まれます。
池袋・新宿・渋谷を含めた、副都心線沿線地域のさらなる発展に期待します。
公式:東京メトロ 関連:ラジエイト - 副都心線トンネルウォーク / 副都心線 開業記念式典
東京メトロ副都心線 開業記念式典
東京メトロ副都心線(ふくとしんせん)は、埼玉県和光市の和光市駅から東京都渋谷区の渋谷駅を結ぶ東京地下鉄(東京メトロ)の鉄道路線。2008年(平成20年)6月13日、翌日に控えた開業を祝い「東京メトロ副都心線 開業記念式典」が行われました。

池袋・新宿・渋谷の三大副都心を縦断するため命名された「副都心線」。和光市駅から東武東上線と、小竹向原駅から西武有楽町線経由で西武池袋線と、それぞれ相互直通運転が行われています。東武東上線および西武池袋線から池袋駅・新宿三丁目駅・渋谷駅へ乗り換えなしで行くことができるようになりました。
和光市駅〜池袋駅は有楽町線の線路と並走。和光市駅〜渋谷駅の約20.2kmのうち、池袋駅〜渋谷駅の約8.9kmが新たに完成した区間となります。
東京メトロ副都心線の開業記念式典は2008年(平成20年)6月13日10時より、副都心線の新宿三丁目駅ホームで行われました。
受付を済ませて、会場となるホームへと移動します。
新しい地下鉄にありがちな「深い」という印象はまったくありません。
開業記念式典は、ホームの両側に新しい副都心線の車両が停まり、華やかに行われました。東京都知事および東京地下鉄株式会社社長による主催者挨拶、来賓祝辞、来賓紹介と進行します。
石原慎太郎東京都知事は「3つの代表的な盛り場を結ぶ、非常に機能的な路線が誕生した。これだけ鉄道の多い都市は世界でも類がない。新線開通で人の流れが大きく変わり、東京の成熟に加速がかかる。五輪招致に向けて高い評価を得るだろう。」と述べていました。
舞台を反転させてテープカットへと進みます。左から高野豊島区長、中山新宿区長、梅崎東京地下鉄株式会社社長、石原東京都知事、松島国土交通副大臣、石井東京都議会副議長、桑原渋谷区長となっています。
引き続き、くす玉開き、花束贈呈と進みます。

多くの来賓や関係者など、約650人が出席した開業記念式典はつつがなく進行します。
試乗会が行われました。試乗列車1(新宿三丁目駅←→渋谷駅)の1号車はS-VIP(石原東京都知事と代表取材陣)、2号車は報道陣、3号車以降は来賓となります。試乗列車2(新宿三丁目駅←→池袋駅)も来賓を乗せて同時に発車します。石原東京都知事が乗車する1号車の先頭部分には多くの取材陣がつめより、まったく近づくことができません。
試乗列車1は新宿三丁目を出て北参道駅・明治神宮前駅・渋谷駅に停車、折り返し、停車をせず新宿三丁目駅へ戻ります。いずれの駅でも降車はできませんでした。これにて、開業記念式典は終了となります。
停車している東京地下鉄10000系の車両を見てみることにします。
車両は、副都心線のラインカラーである茶色を基調としています。連結間の扉にはガラスドアが採用され、1ドアにつき2つのLCD車内案内モニターが設置されるなど、デザインや利便性に優れています。また、アルミを多用したり、火災の際に有害ガスが発生しない素材を利用するなど、環境や安全を考慮したつくりになっているのが特徴です。
新宿三丁目駅を見てみることにします。東京メトロ丸ノ内線とのアクセスはエスカレーターを移動するだけという、利便性の高い構造です。

コンコース階とホーム階の一部に吹き抜けが設置され、開放感のある設計となっています。
東京地下鉄広報部の方のご好意により、副都心線新宿三丁目駅の女性用トイレを拝見することができました。

男性は青色、女性は赤色と、見分けのしやすい配色で装飾が施されています。
たくさんの鏡や明るい照明が備わっている、ゆったりとしたパウダールームがあります。
いっしょに入る子どものために、小児用のトイレや洗面台もありました。
男性用トイレも見てみます。
いつまでもきれいであってほしいものです。
2007年8月に拝見した「副都心線 新宿三丁目駅 建設現場」の場所を、完成した今と比較してみることにします。
コンコース階の改札口外側です。
コンコース階の改札口内側です。
施工工事は、それほど時間はかからないとのことです。
2007年8月に「新宿駅南口地区基盤整備事業」で拝見した通路も、完成していました。
新宿駅南口へと続く地下歩道となります。
2001年(平成13年)6月に工事着手、2008年(平成20年)6月に完成。総事業費は約2,500億円、うち街路事業が約940億円、地下鉄補助が約200億円となっています。2012年度(平成24年度)には渋谷駅から東急東横線と直通運転することが決まっています。
東京メトロ副都心線の整備効果として「3つの副都心へのアクセスが一段と便利になる」「公共交通への変換による明治通りなどの渋滞緩和」「鉄道ネットワークの充実や利用者の利便性の向上」などがあげられます。
JR山手線の混雑緩和や新宿のデパートにおける商戦など、様々な変化が生まれます。さらなる沿線地域の発展に期待します。
公式:東京メトロ 関連:ラジエイト - 新宿三丁目駅 建設現場 / 副都心線トンネルウォーク
東京メトロ 地下鉄開通80周年記念 車両基地見学会&車両撮影会
東京メトロの綾瀬車両基地は、千代田線・有楽町線・南北線・相互直通運転をする小田急電鉄・JR常磐線の車両の点検や修理を行う基地。地下鉄開通80周年として「地下鉄開通80周年記念 車両基地見学会&車両撮影会」が開催されました。

応募して選ばれた10,000名は、車両基地見学会&車両撮影会に参加することができます。
東京メトロ千代田線の北綾瀬駅から徒歩で約10分のところに、綾瀬車両基地はあります。入口の受付で記念入場券スクラッチやメトロタイムス号外などを頂いて、基地へと入りました。
順路に沿って進んで目に飛び込んできたのは、工場棟で行われている車体吊り上げ実演です。
約40トンある6000系電車が大型クレーンで吊り上げられている実演は、1時間に約1回行われています。
綾瀬車両基地は、車両の定期検査をする「綾瀬検車区」と、車両の修理をする「綾瀬工場」の2つの施設で構成されています。面積は141,810平方メートルあるとのことです。
工場棟の各所では、車両機器展示や保守車両展示が行われています。
車輪やモーターが展示され、パンタグラフの上げ下げやドアの開閉を体験することもできます。
車両洗浄乗車体験や高所作業車乗車体験など、用意されている様々な体験は混雑回避のためどれも配布されている整理券が必要となります。
屋外では、メインのイベントともいうべき車両撮影会が行われています。
左側から、「10000系車両撮影会」で観た茶色いラインの有楽町線10000系、南北線9000系、千代田線06系、そして千代田線6000系と並びます。
車両撮影会場は、車両から離れて全体を撮影する時間と、車両に近づいて撮影する時間とに分けられていました。
地下鉄開通80周年記念ということで、80周年記念のステッカーを貼った千代田線6000系が触れることのできる場所に展示されていました。
今回の目玉というべき車両は、日比谷線3000系。1961年(昭和36年)から1971年(昭和46年)まで製造され、日比谷線では1994年(平成6年)まで運転されていた車両です。日比谷線から引退した後は長野電鉄で運転され、この日のために帰ってきました。
撮影会、展示や体験、グッズの販売、オリジナルペーパークラフトをもらうことができるスタンプラリーなど、鉄道ファンだけでなく家族連れも充分に楽しむことのイベントでした。
「地下鉄開通80周年記念 副都心線トンネルウォーク」「地下鉄開通80周年記念 新橋駅幻のホーム公開」と続いた地下鉄開通80周年記念のイベントも、これで最後となりました。
今後も様々なイベントで、地域の人々や鉄道のファンを楽しませてくれることを希望します。
公式:東京メトロ
東京メトロ 地下鉄開通80周年記念 新橋駅幻のホーム公開
応募した約3,000名から抽選で選ばれた150名は、3つのグループに分かれて、それぞれ1時間ずつ幻のホームを見学。
新橋駅の虎ノ門方面の出口そばの扉をくぐると、そこには幻のホームが広がっていました。
ホームには、黄色にラッピングされた銀座線の車両が停まり、開業当時の雰囲気を漂わせています。
車両は東京地下鉄道のマークが描かれ、車内は地下鉄開通80周年の広告一色となっていました。
ホームのほぼ中央に造られた、駅員の会議室として使われている部屋には、歴史がわかる写真やパネルが展示されていました。壁をくりぬいている位置に見ることができるタイルで書かれた開業当時の「新橋」の文字の下には、本社に残されている帝都高速度交通営団の銘板が飾られています。
東京地下鉄株式会社(東京メトロ)の前身である帝都高速度交通営団(営団)になる前は、複数の事業体が各々、地下鉄を運営していました。
1927年(昭和2年)、日本で初めての地下鉄として「東京地下鉄道」が浅草〜上野を開業。1934年(昭和9年)に上野から新橋までが延伸したときに造られたのが、今、使われている新橋駅です。
1939年(昭和14年)、「東京高速鉄道」が新橋〜渋谷を開業。事業体が異なるため地下鉄の新橋駅は2ヵ所に存在していましたが、8ヶ月後に浅草—渋谷の直通運転が決まると、東京高速鉄道の新橋駅は廃止されることになります。
会議室から出ると、昔のままのホームの床の上を歩くことができます。当時は、1両編成の車両が3分間隔で運行していました。
記念撮影も撮ることができるよう、壁は一部を残してきれいに覆われ、ベンチも用意されています。飾りはないほうがよかったのでは、というファンの声もありました。
幻のホームは長さ50mと短いため、銀座線は渋谷方面へはみだして停まっています。

会議室、もしくは停車している銀座線の中を通ることで、停止線のある反対側へと行くことができます。
ホームの中央はあまりに狭いため、通行できないようになっていました。

非常に狭く、人がすれ違うのがやっとの状態です。

線路は現在、夜間の留置線として使われています。
銀座線や丸ノ内線などで使用されている、線路にそった敷設されている導体に600ボルトの高圧電気が流れる「第三軌条」。人がホームから転落して事故が起きないよう、安全策としてもラッピングの車両が停車しているとのことです。
停止線のある場所は、当時のままの状態に現在の設備が入り交じった、不思議な空間になっています。
今回の公開は、約2年半ぶり。今後も機会があれば、公開する可能性はあるとのことです。
この日、新橋駅ではメトロタイムス号外と地下鉄開通80周年記念のピンバッジが配布されていました。
地下鉄開通80周年記念を迎え、東京メトロがこれからも発展していくことを、期待しています。
公式:東京メトロ
東京メトロ 地下鉄開通80周年記念 副都心線トンネルウォーク
東京メトロ副都心線は、東京都西部、埼玉県及び神奈川県と都心部との結節点である池袋・新宿・渋谷という三大副都心を縦断して走る地下鉄。地下鉄開通80周年として「地下鉄開通80周年記念 副都心線トンネルウォーク」が開催されました。

2008年(平成20年)に開業する副都心線は、埼玉県の和光市駅から東京都の池袋駅を通り、渋谷駅までを結びます。
新しくつくられる駅は、池袋・雑司が谷・西早稲田・東新宿・新宿三丁目・北参道・明治神宮前・渋谷。池袋より先は東武東上線および西武池袋線へ、渋谷より先は2012年(平成24年)に東急東横線・みなとみらい線へ、それぞれ相互直通運転が行われます。
トンネルウォークに参加したのは、応募総数3086通の中から選ばれた80組160名。
参加者は工事が進む副都心線の新宿三丁目駅へ集まり、ヘルメット・軍手・ペンライト・万歩計を装備、4班に分かれて行動します。
新宿三丁目駅は、ホームの長さが約200メートル、渋谷駅側に東急東横線の折り返しのための線路が用意されているために、駅全体の長さは800メートルにもなります。階段を下りて、ホームへと移動します。
2007年8月に見学した「副都心線 新宿三丁目駅 建設現場」と比べると、完成に近くなっていることがわかります。
地下鉄の駅では初めてとなる、ホームとコンコースとの吹き抜けも工事が進みます。

ホームから線路へと移動します。まずは渋谷方面行きの線路を、新宿三丁目駅から東新宿駅へ、渋谷方面から池袋方面へと逆の方向で進みます。副都心線の、線路の敷設は完了しています。
途中、留置線へと続くポイントがありました。ポイントは、手動で動かすことができます。

副都心線は、新宿三丁目駅における丸ノ内線とのアクセス向上を目指すため、東京メトロ丸ノ内線の下、都営地下鉄新宿線の上という、地中のわずかな隙間を通っています。動いている交通を止めることなく工事を進めるのは、至難の業だったとのことです。
トンネルは、地上から掘り箱を埋めてつくった四角い形状から、シールドマシンを使って横に掘り進めてつくった円筒状へと変化します。非常時に使う電話機や、送電線の切り替え部分なども完成していました。
東新宿駅の手前には引き込み線があり、軌道工事車両が展示されています。参加者は車両の前で写真を撮るだけでなく、乗車することもできました。
車両には、地下鉄80周年を記念したヘッドマークがつけられていました。
新宿三丁目駅から池袋方面へ歩くこと約1,300メートル、東新宿駅に到着です。階段を下りて、「もうひとつの渋谷方面行きの線路」へと移動します。
副都心線は、東京メトロでは初めてとなる急行の運行が予定されています。各駅停車の車両が急行の車両による通過待ちをするため、東新宿駅では上下に同じ方面行きの線路が用意されているのです。
通常であれば、各駅停車が待機する線路のすぐ横に急行の通過する線路が用意されますが、地上の明治通りの車幅を越えることができないため、上下での線路の敷設となりました。
もうひとつの渋谷方面行きの線路で、今度は、東新宿駅から新宿三丁目駅方面へと歩きます。
歩くこと約700メートル、途中にある空調の換気口で、トンネルから地上へと移動することになります。
東新宿駅は都営地下鉄大江戸線の下を通り、最も深い部分で地下から約30メートルあります。新宿三丁目駅は、地下約18メートル。100メートル進むと4メートル高くなる4%勾配という高低差は東京メトロでも異例で、国土交通省からの認可は特例だったとのことです。
地上へ出るとゴールが待っていて、参加証明証のほか、折りたたみナップザックや使ったヘルメットなど、様々なおみやげが手渡されました。首からかけるプレートの中にシールが貼ってあれば当たりとして電子時計をもらうことができます。
地下鉄開通80周年記念を迎え、東京メトロがこれからも発展していくことを、期待しています。
公式:東京メトロ 関連:ラジエイト - 副都心線 新宿三丁目駅 建設現場
副都心線 新宿三丁目駅 建設現場
東京メトロ副都心線は、東京都西部、埼玉県及び神奈川県と都心部との結節点である池袋・新宿・渋谷という三大副都心を縦断して走る地下鉄。公募による小学生20組が参加した、「副都心線 新宿三丁目駅 建設現場」の夏休み親子現場体験イベントを取材しました。

2008年(平成20年)に開業する副都心線は、埼玉県の和光市駅から東京都の池袋駅を通り、渋谷駅までを結びます。新しくつくられる駅は、池袋・雑司が谷・西早稲田・東新宿・新宿三丁目・北参道・明治神宮前・渋谷。池袋より先は東武東上線および西武池袋線へ、渋谷より先は2012年(平成24年)に東急東横線・みなとみらい線へ、それぞれ相互直通運転が行われます。
新宿三丁目の交差点から階段を下りると副都心線新宿三丁目駅の改札口となる場所へ出ることができます。
コンコースの階は、新宿駅南口につながる新宿駅南口地区基盤整備事業としての地下歩道へと続いています。ブロックが積まれ、駅事務室や会議室となる施設が完成しつつありました。
新宿三丁目駅は副都心線の新しく設けられる7駅の中でもっとも地面から浅い位置に設けられています。東京メトロ丸ノ内線と都営地下鉄新宿線との間を通すために、難しい工事が行われたとのことです。
階段を降りて、ホームのある階へとたどり着きます。
ホームや業務施設の工事はほぼ終わり、全線においてレールの敷設も完了しています。
約300メートルのホームの先、渋谷駅側には東急東横線の折り返しのための線路が用意されているため、地図で見る際の、駅全体の長さは800メートルにもなっています。
ホームにはホーム柵が設置される予定です。
コンコースの階とホームの階には吹き抜けが設置され、長い柱を見ることができます。
コンコースの階の天井には、機材を搬入出するための穴を見ることができました。

副都心線では、エレベーター・エスカレーター・スロープ・きっぷうりばなどのバリアフリーが進められ、多機能トイレやパウダールームなどより快適な空間が整備されるとのこと。
機会があれば、すべての駅を観てみたいものです。
新宿三丁目駅をはじめとした副都心線の沿線が、華麗なる進化をしていくことに期待しています。
公式:東京メトロ - 副都心 縦断。 関連:ラジエイト - 新宿駅南口地区基盤整備事業
さようなら東西線5000系
車両撮影会と合わせて工場見学会も、会場を2カ所に分けて行われます。
副都心線と有楽町線に東京地下鉄10000系が投入されることで、07系が東西線へ転属、劣化に合わせて営団5000系は廃車となります。
工場の中を歩き、車輪や車両を見ます。
この日4回行われる車体クレーン吊上げ実演を、間近で観ることができました。吊上げられた車両は05系。
留置線では、車両撮影会が行われています。鉄道ファンのファインダーの先にある車両は、まさしくアイドルです。一直線に延びた線路が広がる基地や、停車している07系の車内を見ることもできます。
07系、新05系、05系、お別れとなる5000系(アルミ車)、5000系(ステンレス車)と並びます。
いずれも車両に数字の「5」がつくのは、東西線が地下鉄5号と呼ばれていたことに由来するものです。有楽町線で活躍してきた07系は、2008年に開業する副都心線で設置されるホームドアの位置に対応できないことから、カラーリングを変えて東西線に転属してきました。
イベントの目玉ともいうべき「ヘッドマーク取付け式」が執り行われます。
アルミ車90編成はイベントの後まもなく、ステンレス車59編成も2007年3月に、引退することが決まっています。
鉄道ファンだけでなく子どもも楽しむことができるよう、鉄道模型やミニ電車が用意されていました。
第1会場と、約3分離れた場所にある第2会場では、工事車両などのめずらしい車両を観ることができます。2カ所ある会場ではスタンプが用意され、2つ集めるとオリジナルグッズをもらうことができました。
車両が並ぶその先には、東陽町駅へと続く線路が延びています。
多くの人が長年、愛用した車両に別れを告げていました。
今後も様々なイベントで、地域の人々や鉄道のファンを楽しませてくれることを希望します。
公式:東京メトロ
10000系車両撮影会
東京地下鉄10000系は、2006年(平成18年)から営業運転を開始した新しい系列の車両。有楽町線に配属され、今後は副都心線で活躍することが決まっています。10000系車両デビューを記念して、新木場車両基地にて「10000系車両撮影会」が開催されました。

有楽町線の6駅に設置された10000系車両がデザインされたスタンプを、駅ラックで配布されたチラシの裏面に押して持参。基地の入口で10000系が描かれた筒に入った色鉛筆セットをもらうことができました。
基地は鉄道ファンや家族連れで大盛況。テントではグッズなどが販売されていて、中でも10000系の形をしたケースに入った特製弁当は大人気です。
有楽町線7000系、07系、そして10000系が並べられて展示されていました。
一直線に延びる10000系の車両は、非常に美しいフォルムです。
副都心線の開業までに合計20編成、200両の10000系を投入するとのこと。
車両を前面から撮影できるエリアでは、多くの人で盛り上がっています。
菱形を切り取った形のパンタグラフが目立っています。
車両の検修が行われるピットでは、7000系が格納されていました。
7000系には触れることもでき、車内ではビデオが上映されています。
運転手のコスチュームを借りて着ることができたり、ミニ10000系に乗ることができたりと、鉄道ファンだけでなく子どもにも楽しむことのできるイベントになっていました。
車両が並ぶその先には、新木場駅へと続く線路がまっすぐと延びています。
この日は約7,000人が訪れて、新しい車両を観て楽しみました。
今後も様々なイベントで、地域の人々や鉄道のファンを楽しませてほしいです。
公式:東京メトロ - 副都心 縦断。


