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圏央道 八幡高架橋 800t吊り大型クレーン
八幡高架橋(やはたこうかきょう)は、千葉県東金市で建設中の、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の本線となる橋りょう。普段はなかなか見ることができない800t吊り大型クレーンによる橋りょう架設を、自由に見学できる機会が設けられました。

すでに開通している千葉東金道路と、2010年度(平成22年度)の完成を目指して工事が進む圏央道の東金IC〜茂原長南IC(仮称)の接続部分では、圏央道の八幡高架橋という橋りょうが造られています。
あらかじめ別の場所で造られた橋桁を国道126号に置き、800t吊り大型クレーンで吊り上げ、90度回転させて設置、圏央道となる199mの橋りょうを一晩のうちに造ります。クレーンは、6日間かけて組み立てられました。
道路の中央には橋桁とクレーンが準備されています。国道126号では交通規制が行われ、工事は21時頃から5時30分頃まで行われる予定となっています。
橋桁は長さ約35m、重さ約235.6t。接続された2台の重量運搬台車の上に載っています。
重量運搬台車には1台あたりタイヤが96個、2台で合計192個のタイヤが備わっていることになります。
重量運搬台車の運転は、周囲の作業員と無線による交信をしながら行うとのことです。
重量運搬台車に載せられた橋桁は横へと移動します。
「800t吊クローラークレーン」や、橋桁のすぐそばにある「550t吊トラッククレーン」のほか、「120t吊トラッククレーン」「65t吊ラフタークレーン」「25t吊ラフタークレーン」と、大小様々なクレーンが使用されていました。
クレーンのワイヤーが張られ、橋桁を吊り上げる準備が進みます。
23時頃、800t吊り大型クレーンによる吊り上げが始まりました。
橋桁は吊り上げられると同時に、圏央道の方向に合わせて角度を90度、回転していきます。
圏央道となる橋桁の接続部分でも、多くの作業員が待機していました。
23時30分頃、据付けが完了しました。この後は、ボルトを使っての連結作業へ進むとのことです。
橋桁を吊り上げた800t吊り大型クレーンは、カウンターウエイトという重りを調整することにより、バランスを取ります。
800tクレーンの腕の長さは54.86m。800tの重さのものを吊り上げることができるのは、腕の長さをもっとも短くしたときです。バランスを取るために、腕の長さは伸ばせば伸ばすだけ、吊り上げることのできる重さが減っていきます。重さ約235.6tの橋桁を吊り上げるためには、800t吊り大型クレーンが必要となります。

今回の800t吊り大型クレーンによる作業に携わった作業員の方々は、約80名。800t吊り大型クレーンは全国に約10台あり、年間では5件ほどの作業があるとのことです。
2010年度(平成22年度)に八幡高架橋を含む圏央道の千葉区間が完成すると、東京湾アクアラインを利用した神奈川方面と千葉方面へのアクセスが向上します。
今回の工事はNEXCOにより、地域の人々や一般の人に見やすい位置で見学できるようになっていただけでなく、お菓子や飲み物を自由に手に取ることができる休憩施設が用意されるなど、細かい配慮がなされていました。
都心に用事のない、通過するだけのクルマが約6割もある現状を打破するための圏央道。CO2の削減など、最終的に自然環境を守るという観点からも、早急に整備されることを願います。
参考:国土交通省 - 圏央道(首都圏中央連絡自動車道)|3環状

